あさぎの雑記

前の記事より良い文章を書くことを心がけてジャンルを決めずに色々なことを書きます。

外でスズメを見る機会が減った気がするけども

 僕は動物が大好きだ。特に鳥が大好きだ。ベランダの手すりにとまったスズメをずっと眺めていられるくらいには好きだ。

 

 スズメといえば、自分が小さかった頃は、歩けばそこら中にいた気がするが、最近は見ることが減った気がする。検索してみると、過去20年間で個体数が6割減少したという研究例もあった。なるほど、実際に昔よりもスズメは減っているのかもしれない。

 

 しかし考えてみれば、スズメの個体数がどうとかいう以前に、自分の今の生活はスズメを見ることのできる機会がそもそも少ない。小学生から大学生までは、昼間に街中を歩く機会がたくさんあった。歩いていれば自然と周りの景色も目に入ってくるし、そこら中にいたであろうスズメに出くわす機会もあったはずだ。

 

 今はどうだ。平日は家から会社までの通勤・帰宅くらいでしか外に出ないし、その距離にしても徒歩でたった5分程度だ。出かける時は車がほとんどで、外の景色なんて注意して見ることがない。昔よりも圧倒的に周りの景色を見る機会が無くなっているではないか。スズメの個体数も事実減っているかもしれないが、それ以上に自分自身の外の景色を見る時間が減っていることがスズメを見る機会が減った原因に思えてきた。

 

 注意して外の景色を見てみたら、まだそこら中にスズメたちはいるのかもしれない。